ファッション
特集 全国各地のセレクトショップ 2025 第6回 / 全13回

癖のあるファッションが面白い 世界のアルチザンが集う店【静岡・シグナル】

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INDEX
  • PROFILE: 稲垣誠/「シグナル」代表
  • 国内外のファッション玄人が支持 利益も効率も度外視の癖の強い服が面白い
シグナル
住所:静岡県浜松市中央区田町224-21 創業:2015年 店舗面積:33㎡ 沿革:2015年開業。「クラシカ(KLASICA)」「デヴォア(DEVOA)」などを初期から取り扱う。アルチザンの世界観を大切にする玄人好みのセレクトにより国内外のファンを獲得。「オルヒ(OLUHI)」を日本で初めて紹介した店であり、同店から育った代表ブランドが「灰草」だ。在学中のデザイナーの卵が自身の作品を持ち込み、アドバイスを求められることも多々。25年4月に2号店「ツギ(TUGI)」を京都に開店する

静岡県浜松にある「シグナル(SIGNAL)」は、デザイナーがパターン、加工、縫製、仕上げまで全てを自身の手で担うアルチザンブランドがそろう。取り扱いは、「アラキユウ(ARAKI YUU)」「イザベラステファネリ(ISABELLA STEFANELLI)」といった知る人ぞ知る約20ブランド。10万円弱の手染めのシャツから50万円を超える手織り生地のコートなどが全国にいる顧客を中心に売れている。創業者の稲垣誠代表は、「ここにある服のデザイナーは、利益も効率も度外視で作りたいものを一切の妥協なく作る。だから、一着のたたずまいがほかとは違うし癖がある。そんなふうにビジネスの世界とは違う場所で、作りたいものを作り続けるアルチザンの存在を世の中に示していくことが『シグナル』の役目だ」と話す。(この記事は「WWDJAPAN」2025年2月17日号からの抜粋です)

SIGNAL

静岡

PROFILE: 稲垣誠/「シグナル」代表

稲垣誠/「シグナル」代表
PROFILE: (いながき・まこと)1980年生まれ、静岡県浜松市出身。高校卒業後、シルバーアクセサリーブランド「A&G」の販売員として勤務。働きながら、海外を頻繁に旅する。22歳のころ、通っていたセレクトショップ「アングル」の店主が死去。同店を受け継ぎながら2015年「シグナル」をオープン。趣味は良くも悪くも仕事

国内外のファッション玄人が支持
利益も効率も度外視の癖の強い服が面白い

稲垣代表の「好きなモノを、好きに並べて、好きなように売る」を貫く世界観がファッション玄人たちの心をつかみ、日本全国から同店を目掛けて来店する人や公式ECでリピート買いする熱心なファンが世界各国に存在する。顧客層は男性8割、女性が2割。「この店ならば」と、世界のアルチザンデザイナーから取り扱いのオファーが来ることも多いという。

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