「M A S U」は、「プーマ(PUMA)」とのカプセルコレクションを10月に発売する。アイテムはスニーカー(2万2000円)とトラックフーディー(2万6400円)、トラックパンツ(2万4200円)の3型。「M A S U」が大手スポーツメーカーとコラボレーションするのは初めて。
サッカー好きに人気のスニーカー
スニーカー“パレルモ ブレス(PALERMO BLESS)”は、「プーマ」が1980年代初頭に発表した“パレルモ”をベースにしている。同モデルは“ジャーマントレーナー”を踏襲した作りで、先端のT字型構造やスエードのパーツ使い、クラシックなガムソール、ヒールにあしらったゴールドの“プーマキャット”ロゴが特徴だ。発表当時は海外のサッカースタジアムに集う観衆に人気だったモデルで、「今の『M A S U』らしいスニーカーだと思った」と、元ストライカーの後藤愼平デザイナー。
コラボレーションでは、スエードのパーツやソールをオリジナルカラーでアレンジした。スニーカー全面に配した天使のアイコンは泥跳ねのシミをイメージしており、汚れも個性だと肯定する「M A S U」らしいポジティブなメッセージを込めている。シューレースは、ラメ糸入りのタイプとオフホワイトカラーの2種類が付属する。サイズは22.5〜30cm。シューズボックスには“時を超えて愛される1足になるように”という願いから、長年保管していた贈り物のリボンを解いたような日焼け跡をエンボスプリントしている。
「M A S U」らしいバランスで
ウエアは、「M A S U」が得意とするショート丈のコンパクトなトップスと、ワイドなパンツのシルエットを用いている。タウンユースを意識し、ストレッチ性に富んだベロア生地を表地に採用した。ネイビーベースのレトロなカラーリングは、トップ下起用にも応える後藤デザイナー私物のビンテージ「プーマ」に着想している。
「プーマ」のトラックスーツでは定番の7cm幅のストライプ“T7”にも、守備には積極的でない後藤デザイナー独自の解釈を加えており、通常はウエストから裾にかけて縮んでいくストライプ幅を、ワイドシルエットに合わせて裾にかけて7cm幅に広がるデザインにしている。トップスの腕周りにも“T7”のストライプを採用したほか、胸元には“Puma Sport”、背中には“MASU BOYSCLUB”などの刺しゅうを施した。サイズはそれぞれXSからXLまでの5サイズをそろえる。