ファッション

【NY速報】「3.1フィリップリム」のテーマは日本語”そのままで”、優しさと明るさに満ちた45ルック

 リリースには日本語で"そのままで"。英語訳で"as the way it is/as the way you are/as you are"とある。デザイナーのフィリップ・リムは、この日本語のニュアンスを正確に理解していることがコレクションを見ればわかる。肩の力が抜けた、優しく明るいムードに包まれたコレクションは、同時にこだわりの素材や独特の色使い、斬新なコーディネイトが溢れている。

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 ネオプレーンにエンボス加工した軽やかなピンクのコート。中にブラックレザーのライナーを合わせキャメルのプルオーバーと小さな襟の淡いブルーのシャツを着る。ミニスカートはブラウンレザー。素材や加工にこだわりあるアイテムを複数コーディネイトしていながら印象は軽やかだ。

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 ぺプラムを飾ったライザ—スジャケットや複数のラビットをパッチワークしたセーター、ファスナーをアクセントにしたキルト風スカートなどアイデアは尽きない。

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 茶と黒とパープルの中間色のモヘアのドレスや青みがかったグリーンのレザーのコートなど、一言では表せない絶妙な色使いや複数の柄をグラデーションでつなげたプリントなど、色や柄にみる曖昧さも優しさにつながっている。

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 "もったいない"という言葉が概念とともに世界へ広がったように、"そのままに"の穏やかなニュアンスも「3.1フィリップリム」をきっかけに世界へ広がるかもしれない。

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