ファッション

【NY速報】「3.1フィリップリム」のテーマは日本語”そのままで”、優しさと明るさに満ちた45ルック

 リリースには日本語で"そのままで"。英語訳で"as the way it is/as the way you are/as you are"とある。デザイナーのフィリップ・リムは、この日本語のニュアンスを正確に理解していることがコレクションを見ればわかる。肩の力が抜けた、優しく明るいムードに包まれたコレクションは、同時にこだわりの素材や独特の色使い、斬新なコーディネイトが溢れている。

?

 ネオプレーンにエンボス加工した軽やかなピンクのコート。中にブラックレザーのライナーを合わせキャメルのプルオーバーと小さな襟の淡いブルーのシャツを着る。ミニスカートはブラウンレザー。素材や加工にこだわりあるアイテムを複数コーディネイトしていながら印象は軽やかだ。

?

 ぺプラムを飾ったライザ—スジャケットや複数のラビットをパッチワークしたセーター、ファスナーをアクセントにしたキルト風スカートなどアイデアは尽きない。

?

 茶と黒とパープルの中間色のモヘアのドレスや青みがかったグリーンのレザーのコートなど、一言では表せない絶妙な色使いや複数の柄をグラデーションでつなげたプリントなど、色や柄にみる曖昧さも優しさにつながっている。

?

 "もったいない"という言葉が概念とともに世界へ広がったように、"そのままに"の穏やかなニュアンスも「3.1フィリップリム」をきっかけに世界へ広がるかもしれない。

?

【コレクションの全ルックはこちら

?

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

25-26年秋冬シーズンを大解剖 ムード・アイテム・素材・色柄・ディテール・バッグ&シューズが丸わかりのトレンドブック

4月21日発売の「WWDJAPAN」は、2025-26年秋冬コレクションを徹底解剖したトレンドブックです。今シーズンもパリとミラノ、ニューヨーク、そしてロンドン・コレクションの全てを詰め込みました。例年通り、キーワード(ムード)やアイテム、素材、色柄、ディテール、そしてバッグ&シューズのトレンドを分析。さらには「グッチ(GUCCI)」に移籍するため「バレンシアガ(BALENCIAGA)」最後のプレ…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。