「ICB」が初のランウェイショーを行った。オンワード樫山は、NYを拠点にグローバル戦略を本格的に再始動しており、同コレクションはその一貫。会場には、馬場昭典オンワード樫山社長も姿を見せ、プラバル・グルンが手がける秋冬コレクションを見守った。
2日前に発表されたグルンのシグニチャーライン「プラバル・グルン」では、トライバルやミリタリーの要素が色濃く見られたが、「ICB」ではそのエッセンスを入れながらも、ターゲットである“インターナショナル・キャリア”の女性たちが日常着られるデイリーウエアとして提案されている。
インスピレーション源はモジリアーニの絵画。ニットなどに見られる独特の色使いはそこからきているようだ。袖や襟など部分的にラムレザーで切り替えた、オーバーサイズのコートやジャケット、メンズライクなコートに合わせるスリット入りのスカート、オンタイムにはきれいな色のジャージー風パンツなど、トレンドアイテムが満載。「バーニーズ ニューヨーク」エクスクルーシブでスタートしたが、今後は他にも販路を広げ、北米市場で盛り上がりを見せる“アフォータブル・ラグジュアリー”ゾーンの開拓を進める。