1月21日〜25日まで、スイス・ジュネーブで開催中の国際時計見本市SIHH(ジュネーブ・サロン)から各ブランドの新作を速報する。
毎年、ポエティックな複雑時計で話題を呼ぶ「ヴァン クリーフ&アーペル」の新作は、伝説のプリマドンナであるアンナ・パブロワに着想したバレリーナがモチーフ。この「レディ アーペル バレリーヌ アンシャンテ」(写真)は、1927年に発表された「マジシャン シノワ(中国風の奇術師)」の機構をベースに、時針をもたずにボタンを押すとバレリーナが履いた蝶のようなチュチュのベールが時刻を表示する仕掛け。タイムオンデマンド機能を持つダブルレトログラードムーブメントを搭載し、バレリーナの優雅な動きで羽を広げるように滑らかな動きを実現している。
また2008年に誕生した「チャーム エクストラオーディネール」のシリーズでは、スズラン、タンポポ、蓮の花、ツバメという4つのラッキーチャームをモチーフに、エナメル加工や細密画の手法を駆使して、複雑時計をアートのキャンバスに昇華している。
ハイジュエラーが誇る名匠の技を伝えることを目的に、昨年パリ・ヴァンドーム広場に開校した「レコール ヴァン クリーフ&アーペル」は、今年2月までの1年間で世界28カ国から1500人の受講者が入学した。日本でも、今年7月17日から31日までの期間、東京ステーションホテルを会場に、この「レコール ヴァン クリーフ&アーペル」が特別開校する。