ファッション

カルティエ現代美術財団で森山大道の写真展「DAIDO TOKYO」が開催

 2月6日から6月5日まで、パリのカルティエ現代美術財団で森山大道の写真展「DAIDO TOKYO」が開催される。この「DAIDO TOKYO」展では多数のカラー写真を展示し、過去20年間の森山の写真家活動の中であまり知られてはいないものの、各所に遍在する面に光を当てる。カルティエ財団は、今回の写真展のために森山に新しい作品を依頼し、「犬と網タイツ」と名づけられたモノクロ写真の没入型多面ディスプレーは、来場者を現代都市の喧騒へ引きこむとともに、容赦ない都会の激しさと忙しさから日常?活の断?を取り出して?せてくれる。

 森山大道は、大阪でグラフィックデザインを学んだ後、写真の道に進むことを決意し、1961年に上京。そこで、前衛的な写真家集団VIVOに所属する写真家たち、とくに東松照明と細江英公の作品に引きつけられる。そして、東松からは日本の下層社会の風変りな暮らしに対する強い関心を、細江からは劇的で官能的なセンスを受け継いだ。1970年代、森山はカラー写真を試し始め、2000年代の初めには、主にフルカラーで撮った写真をモノクロに変換するようになる。08年から15年にかけて、何千枚ものデジタル写真を撮影し、一部はあえてカラーのままになっている。その多くが、今回のカルティエ財団の写真展で展示される。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

27メディアが登場、これが私たち自慢の“ナンバーワン”【WWDJAPAN BEAUTY付録:化粧品専門店サバイバル最前線】

11月25日発売号は、毎年恒例のメディア特集です。今年のテーマは "ナンバーワン"。出版社や新興メディアは昨今、ウェブサイトやSNSでスピーディーな情報発信をしたり、フェスやアワードなどのイベントを実施したり、自社クリエイティブやIPを用いてソリューション事業を行ったりなど、事業を多角化しています。そのような状況だからこそ、「この分野ならナンバーワン!」と言えるような核を持てているかが重要です。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。