11月19〜20日、パリのシャンゼリゼ劇場でチャリティーイベント「第21回サパン・ドゥ・ノエル(SAPINS DE NOEL)」が開催され、30のデザイナーやブランド、アーティストがクリスマスツリーやアート作品を展示した。同イベントはファッションジャーナリストのマリー・クリスチャン・マレック(Marie-Christiane Marek)が主催し、作品は毎年オークションにかけられる。売上金は慈善団体などに寄付され、今年はガンの研究に充てられた。
今年参加したのは「ディオール(DIOR)」「シャネル(CHANEL)」「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」「プラダ(PRADA)」「エリー サーブ(ELIE SAAB)」「エマニュエル ウンガロ(EMANUEL UNGARO)」「メゾン フランシス クルジャン(MAISON FRANCIS KURKDJIAN)」「ジトロワ(JITROIS)」など。その他写真家のアリ・マフダビ(Ali Mahdavi)やデザイナーのクリスチャン・ラクロワ(Christian Lacroix)なども作品を出品した。「ディオール」のツリーは白い風船をハートの形にかたどり、「ジャドール(J'ADOR)」の文字をあしらったもの。木の幹はゴールドの星で作った。「シャネル」はアイコニックなカメリア(椿)の花を敷き詰め、ゴールドからホワイトのグラデーションが美しいツリーを製作。「メゾン フランシス クルジャン」はもみの木の香りをイメージしたキャンドル「モン・ボー・サパン(Mon Beau Sapin)」をツリー型のディスプレーで展示。その他「プラダ」はゴールドのバッグを発表し、ジャン・シャルル・ドゥ・カステルバジャック(Jean Charles De Castelbajac)は天使のイラストを出品した。