フランス発高級インテリア・ブランド「ロッシュ ボボア(ROCHE BOBOIS)」の日本参入発表が12月15日、フランス大使館で行われた。「エリア(AREA)」など家具や空間の企画製造販売を行うクラウン(CROWN)が10月、総代理店契約を締結し、来年3月には東京・外苑西通り沿いに旗艦店をオープン予定だ。日本では旗艦店をはじめ国内各都市に路面店をオープンし、小売りにフォーカス。卸の予定はなく、コントラクトではトータル提案を行う予定だ。
「ロッシュ ボボア」は1960年フランス・パリで創業。現在55 カ国で250店以上の店舗を運営している。”アール・ド・ヴィーヴル(ART DE VIVRE)”がコンセプトの同ブランドはファッション業界同様、年2回、春夏・秋冬コレクションを発表している。ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)や「ソニア リキエル(SONIA RYKIEL)」「ミッソーニ(MISSONI)」などともコラボしており、クリスチャン・ラクロワは同ブランドで20点の家具から構成されるカプセル・コレクション“メゾン ラクロワ(MAISON LACROIX)”をデザインしている。
日本では80年代、家具の輸入販売業のコスガ・ファニチャーが輸入販売していたが定着しなかった。日本には多くのイタリア発ハイエンドのインテリア・ブランドがあるが、フランスのブランドは少ない。