ファッション

EC発の「リムアーク」が初の単独店 2年後には年4~5店出店を見据える

 バロックジャパンリミテッドが運営する「リムアーク(RIM.ARK)」は3月10日、初の単独店舗を名古屋パルコ3階にオープンする。店舗面積は60平方メートル。さらに同1号店オープンに先駆け、阪急うめだ本店(1日~)と有楽町マルイ(7日~)、福岡パルコ(17日~)で期間限定ショップを予定する。

 内装は、ギャラリーのような空間をイメージし、商品を際立たせるようシンプルな色合いと最小限の什器を採用した。中村真里ディレクターは、「商品のそれぞれを“作品”として見てもらえるような空間にしたかったので、店内の装飾は派手にせず、店内の真ん中に置いた大きな什器をポイントに、手に取りたくなるような見せ方を考えた。店舗には、通勤にも適した素材のアイテムや、休日向けのカジュアルスタイル、パーティーや結婚式用のオケージョンラインを毎月用意し、ここに来ればどんなシーンでも、テイストを変えずに楽しめるアイテムを提案していきたい」と思いを込める。

 2016年春にデビューした「リムアーク」は、EC限定でスタートし、9月からは自社編集店舗「シェルター」での販売を始めた。昨年12月に「リムアーク」を統括する新組織長に就いた浅見幸正・営業統括本部第4ユニット長は、2年目の施策について、「当初25歳前後の客層に対してアプローチしたが、結果はアラサー層の売り上げ構成が高かった。これに対し、着心地や機能性など、素材感やパターンを若干修正し、着回しやすいラインアップに変えた。今後は、実店舗を軸にさらにファンが増え、実店舗との相乗効果でEC売り上げがさらに伸長することを期待したい。ECとは違う実店舗での課題を明確にし、19年1月期以降は年間4〜5店舗の出店を図る」と意気込む。

 「リムアーク」の主な商品の価格帯は、カットソーが7000~1万2000円、ニットとシャツが9000~1万5000円、ボトムスが9000~1万8000円、ドレスが1万~2万3000円、ジャケットが1万4000~2万5000円、コートが1万5000~5万円。

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