パリのセレクトショップ「レクレルール」が、日本のエイガールズ、イタリアのリリアとファリエロサルティ、ボノット、スイスのショーラーという有力なテキスタイルメーカー5社と、「タカヒロミヤシタザソロイスト.(TAKAHIROMIYASHITATHESOLOIST.)」「キミノリ モリシタ(KIMINORI MORISHITA)」「ヤン リー(YANG LI)」、「ユマ ワン(UMA WANG)」、「グレッグ ローレン(GREG LAUREN)」「シロウ サカイ(SHIRO SAKAI)」ら気鋭のデザイナー9組とコラボレーションしたカプセルコレクションを制作した。
アイテムは、素材見本市「プルミエール・ヴィジョン(PV)」の会場内で展示し、来月のファッションウィークに合わせ、「レクレルール」の一部店舗で販売する。このプロジェクトを担当したマーク・レブロン(Marc Leblond)=「レクレルール」特別プロジェクト担当は、「今回取り上げたテキスタイルメーカーとデザイナーはいずれもコマーシャルな限界にとどまらず、純粋にクリエイティブなものを追求するマインドを持った企業とクリエイター。過去の良い技術やアーカイブを現在のマーケットに合わせるための情熱は、僕らとも共通している。シルクのモール糸を使ったエイガールズの裏毛ニットには一目惚れして、すぐに彼らに連絡を取った」という。
カプセルコレクションに参加したデザイナーは他にミラノを拠点にする「ミアオラン(MIAORAN)」「アーキビオ J.M. リボット(ARCHIVIO J.M. RIBOT)」「ソング・フォー・ザ・ミュート(SONG FOR THE MUTE)」。カプセルコレクションは「レクレルール」が軸になり、テキスタイルメーカーとデザイナーをコーディネート。「キミノリ モリシタ」はエイガールズとリリア、「ユマ ワン」はリリア、「ヤン リー」はボノットとショーラーの素材を使ったアイテムを制作した。
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