H&Mジャパンは初の日本独自のキャンペーンとして、ゴールデンウィーク企画に女優の柴咲コウを起用した。大河ドラマの撮影が続く中、貴重な休日を返上して撮影に臨んだ柴咲に、「H&M」に対するイメージや、キャンペーンのアンバサダーを受けた理由、さらには、今後挑戦してみたいことなどについて話を聞いた。
WWDジャパン(以下、WWD):H&Mに対して抱いていたイメージは?
柴咲コウ(以下、柴咲):たくさんのお店があって、季節によってコンセプトが変わったり、いろいろなタイプの服やアクセサリーがあるので、一点取り入れたり、トータルコーディネートしたり、いろいろな楽しみ方ができるブランドですね。ボヘミアンぽいものもあったり、パーティー向けのキラキラしたものもありますし、お店ではきちんとテーマを体現されていて。遊び心はあるけれども、しっかりと作られていますし、いろいろなコラボレーションにも挑戦しているブランドだと思っています。海外に撮影に行った際にお散歩で立ち寄ったりもしています。
WWD:「H&M」のキャンペーンへの出演を決めた理由は何ですか?
柴咲:今年はゴールデンウイークを楽しめる余裕があるので、リアルに気持ちが出せると思ったのと、コンセプトがシャンパンゴールドできらびやかだったので、私もわくわくしたかったんです。カメラマンがレスリー・キーさんだということも一つの理由です。いろいろ表現ができますし、ブランドのコンセプトがしっかりしていて価値が伝えられると考えたからです。スタジオという限られた空間の中で、ワンカットワンカット趣が変わるものが撮れたと思います。
“楽しい”気持ちを思い切り表現 オシャレをして温泉旅行に行きたい!
WWD:ゴールデンウイークはお休みできるんですか?
柴咲:いつも仕事なので関係ないのですが、今年はお休みがあるんです。自分のしたい格好やメイクを楽しみながら、オシャレをして温泉旅行などに行きたいなと思っています。だから、この撮影にも、「楽しいっ!」という気持ちを込めました。
WWD:ちなみに今、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」を撮影されていますね。
柴咲:はい。時代劇なので、尼そぎというおかっぱ頭ではかまをはいているのですが、とても新鮮ですし、中性的な雰囲気もミックスされていますし、はやったらいいなと思っています(笑)。
WWD:撮影続きの中で、今したいファッションは?
柴咲:撮影が立て込んでいるので、カッチリしているものよりも、リラックスしたものを着たいですね。ゆるいだけじゃなくて、よくばりだけど、きれいなシルエットで肌触りがよくて品があるワンピースやオールインワンなどを着たいですね。
WWD:柴咲さんのファッションアイコンは誰ですか?
柴咲:自分はクールにみられるけれど、かわいらしい人が好きなんです。だから、ツィギーとかかわいい服も似合うけれどもクールな人が好きですね。今日もレスリーにやわらかい表情など、いろいろな表情を撮ってもらえたらと思っていたので、うれしいです。
WWD:次に、挑戦してみたいことややりたいことは?
柴咲:いろいろと頭に浮かんできていることがあるのですが、それら全てに挑戦してみたいですね。作品を作ったり、新たな仕事を始めたり。雑誌の連載なども興味がありますし、こういう商品が作りたいといった、大きな目標もあります。忙しい分、お家でリラックスしたり、猫と戯れたり、ご飯を作るなど基本的なこともしたいですね。今、冒険したい時期なんです。先入観にとらわれず、新たな自分を出して、新しい仕事にも取り組んでいけたらと考えています。