資生堂はこのほど、バーバリー社と締結していたフレグランスを含むビューティ商品のディストリビューション契約を終了することを発表した。
同社は2015年から「バーバリー(BURBERRY)」のフレグランスとコスメを手掛けるコスメティックストア「バーバリー ビューティ ボックス」を展開。三越銀座店など百貨店3店舗の他、3月にはルミネ横浜店に出店し、好調に推移していた。
今回の契約終了は中長期戦略「VISION 2020」において、事業の生産性と収益性改善に向けた選択と集中を進める中で、ポートフォリオの組み替えの戦略に基づくものという。
今後、資生堂グループは「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE & GABBANA)」や「ナルシソ ロドリゲス(NARCISO RODRIGUEZ)」などを含む既存のフレグランスブランド育成を重点化。さらに、生産からマーケティングまでを総合的に手がける企業としての強みを活かし、長期のライセンス契約やブランド取得のような、ビジネスモデルを志向し、フレグランス事業の拡大を目指していく。