ビジネス

「ジミー チュウ」が身売り先探し 戦略見直しの一環

 
 「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」の取締役会は4月24日、ロンドン証券取引所での声明で、身売りを検討していることを明らかにした。同ブランドを保有するJABラグジュアリーとはすでに話し合いを進めており、JABラグジュアリーは一連の動きへの支持を表明している。身売りの検討は戦略の見直しの一環で、「株主のためブランドバリューを最大化する」と説明した。

 現段階では買収提案は受けていないものの、証券会社バンクオブアメリカ(BofA)・メリルリンチや、大手銀行シティバンクとの提携を明かし、多くの企業へ提案を呼び掛けた。なお、「ジミー チュウ」の株式67.66%を保有するJABラグジュアリーは別の声明で、「決定が下されるまでは、これ以上コメントをするつもりはない」と述べた。

 12月31日終了の2016年度通期決算によると、「ジミー チュウ」の売上高は、アジア地域とメンズのフットウエアが売り上げをけん引し、前年比14.5%増の4億9500万ドル(約544億5000万円)と好調に推移した。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。