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「ジミー チュウ」が身売り先探し 戦略見直しの一環

 
 「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」の取締役会は4月24日、ロンドン証券取引所での声明で、身売りを検討していることを明らかにした。同ブランドを保有するJABラグジュアリーとはすでに話し合いを進めており、JABラグジュアリーは一連の動きへの支持を表明している。身売りの検討は戦略の見直しの一環で、「株主のためブランドバリューを最大化する」と説明した。

 現段階では買収提案は受けていないものの、証券会社バンクオブアメリカ(BofA)・メリルリンチや、大手銀行シティバンクとの提携を明かし、多くの企業へ提案を呼び掛けた。なお、「ジミー チュウ」の株式67.66%を保有するJABラグジュアリーは別の声明で、「決定が下されるまでは、これ以上コメントをするつもりはない」と述べた。

 12月31日終了の2016年度通期決算によると、「ジミー チュウ」の売上高は、アジア地域とメンズのフットウエアが売り上げをけん引し、前年比14.5%増の4億9500万ドル(約544億5000万円)と好調に推移した。

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