「グラフ(GRAFF)」は373.72カラットのダイヤモンド原石を入手した。ボツワナのカロウェ鉱山で採掘された同石は最上級のDカラーで、2015年に採掘された1109カラットのダイヤモンド原石“レセディ・ラ・ロナ”の一部。およそ30億年前、地球の形成期の早い段階に成長し始めたものと考えられている。
ローレンス・グラフ(Laurence Graff)=グラフ ダイヤモンド(Graff Diamonds)会長は「われわれの宝石鑑定士と研磨士のチームが、非常に大きくて素晴らしいダイヤモンドへと磨き上げる予定だ。全てのダイヤモンドに尊重すべき特有の処理手順がある。これから時間をかけてこの素晴らしい原石の秘密を読み解いていく。自然が与えてくれた特別なギフトだと肝に銘じ、石が秘める美しさを責任を持って引き出す」と語った。
「グラフ」は昨年、118.78カラットのハート型ダイヤモンド“ヴィーナス”を公開した。同ダイヤモンドは375カラットの原石からカットされたもので、18カ月かけて研磨された。「グラフ」は他にも、102.79カラットのラウンドダイヤモンド“コンステレーション”や、118.08カラットのスクエアカットのイエローダイヤモンド“デライア・サンライズ”などの大粒ダイヤモンドを入手している。