LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)傘下のケンゾー(KENZO)で最高経営責任者(CEO)を務めるエリック・マレシャル(Eric Marechalle)が、グループ内のマーク ジェイコブス インターナショナル(MARC JACOBS INTERNATIONAL)にCEOとして移籍するとのウワサが浮上している。マーク ジェイコブス インターナショナルの現CEO、セバスチャン・スール(Sebastian Suhl)の後任だ。スールCEOは現職就任中、「マーク BY マーク ジェイコブス(MARC BY MARC JACOBS)」をメインラインに統合。「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」は、幅広い価格帯の商品を取り揃えるブランドに進化した。グループ内の異動は、スールCEOのビジネス戦略を引き続き継承するため、と考えられている。
マレシャルCEOは、彼が現職に就任し間もなくクリエイティブ・ディレクターに就いたキャロル・リム(Carol Lim)とウンベルト・レオン(Umberto Leon)とともに、ブランドを牽引した。
マーク ジェイコブスとケンゾーを統括するLVMH ファッション グループ(LVMH FASHION GROUP)のイヴ・ルセル(Yves Roussel)会長兼CEOはかつてインタビューで、「『マーク ジェイコブス』と『ケンゾー』には、ファーストライン、セカンドラインという考え方は存在しない。重要なのは価格ではなく、まず面白い商品であるべきだ」と2つのブランドの共通項について話していた。