「マッキントッシュ(MACKINTOSH)」はニューヨークのマディソンアベニュー833番地にアメリカ第1号店を出店する。店舗面積70平方メートルの店舗にはウエアとアクセサリーのフルラインが並ぶ。
同ブランドは約200年の歴史を誇るスコットランドのブランドで、2007年からは八木通商の傘下。16年にはロンドンを拠点にする若手デザイナーのキコ・コスタディノフ(Kiko Kostadinov)をクリエイティブ・ディレクターに迎え、新ライン“マッキントッシュ 0001(マッキントッシュ ゼロゼロゼロワン)”を発表するなど、コンテンポラリー・ラグジュアリー・ブランドを目指しリブランディングを進めている。八木通商は同ブランドの改革のために巨額の投資を行っているが、実際の運営はブランドの意向を最大限に尊重しているという。
「マッキントッシュ」はロンドンと東京(青山・銀座)に計3店舗を出店しており、ニューヨークは4店舗目となる。この他、ドーバー ストリート マーケット(DOVER STREET MARKET)やオープニングセレモニー(OPENING CEREMONY)など専門店への卸しも行っている。また、8月にはファーフェッチ(FARFETCH)上にECサイトもオープンし、全世界から同ブランドの商品が購入可能となったが、リアル店舗の出店目的について、アンドレア・オーストニ(Andrea Austoni)=グローバル・コマーシャル・ディレクターは「ブティックで受けるレベルのサービスを求めるクライアントのため」と、同ブランドの歴史をスタッフが顧客に説明するために必要な場だからだと説明した。なお、今後はパリとミラノにも出店を計画している。
加えて、オーストニ=グローバル・コマーシャル・ディレクターはメーンラインを担当する新たなデザイナーを探していることを明らかにした。ブランドの歴史を維持しつつもモダンな要素を取り入れられるデザイナーを探しているという。