アシックスは12月14日、米国で初となる旗艦店をニューヨークの5番街にオープンした。店舗面積は698平方メートルで、米国では初めて「アシックス(ASICS)」と「アシックスタイガー(ASICS TIGER)」を同一店舗で取り扱う。ジーン・マッカーシー(Gene McCarthy)米アシックス社長兼最高経営責任者は「異なる2ブランドを同時にそろえることで、幅広い消費者のニーズに合わせて、日常のあらゆる場面で質の高いライフスタイルを実現するシューズやウエアを提案する」と話す。
店内には、センサーでランニング時の姿勢や動作を分析して、ひとりひとりに合ったシューズを提案するサービス「アシックスモーションアイディ」を用意。“健全な身体に健全な精神があれかし”というコンセプト(同社の創業哲学)のもと、植物、天然木の什器、LED照明などを活用し、高機能商品と温かみのある空間が調和している。このコンセプトは、8月にオープンしたロンドン、10月にオープンした東京・原宿の旗艦店にも採用されている。同社はベルリンやパリにも直営店を出店するとともにEコマースも強化している。