ランバン(LANVIN)は、ウィメンズのアーティスティック・ディレクター、オリヴィエ・ラピドス(Olivier Lapidus)の退任を発表した。後任は未定で、当面は「ランバン」のデザインチームがコレクションを手掛ける。
ランバンは2月末に中国の投資会社フォーサン インターナショナル(FOSUN INTERNATIONAL)に買収されている。ニコラ・ドゥルーズ(Nicolas Druz)=ランバン ゼネラルマネジャーは同職を退き、フォーサン インターナショナル傘下のフォーサン ファッション グループのマネジング・ディレクターに就任する。新CEOが決まるまで、フォーサン ファッション グループ会長兼ランバン会長のジョアン・チェン(Joann Cheng)がランバンのCEOに就く予定だ。
ラピドスは2017年7月、ブシュラ・ジャラール(Bouchra Jarrar)の後任として、「ランバン」のアーティスティック・ディレクターに就任。ジャラール同様就任後から2シーズンでの退任が決まり、デザインを担当したのは18年春夏と、18-19年秋冬の2シーズンだけだった。ラピドスは今後、自身のブランド「メゾン ラピドス(MAISON LAPIDUS)」に専念する。