滝沢伸介が手掛ける「ネイバーフッド(NEIGHBORHOOD)」が23日、ブランド立ち上げ24年目にして東京コレクションに初参加した。これは「アマゾン ファッション ウィーク東京(Amazon Fashion Week TOKYO)」を主宰するアマゾン ファッションによる特別プログラム「アット トウキョウ(AT TOKYO)」の支援を得て実現したもの。「ネイバーフッド」が会場に選んだのは、ホワイエでロボットアームがブランドの巨大フラッグを振り来場者を出迎えるベルサール渋谷ファースト(belle salle Shibuya First)の地下だ。
会場では、1990年代から社会や政治に対して痛烈なメッセージを発信し続けているドイツ・ベルリン発デジタルハードコア・バンドの始祖アタリ・ティーンエイジ・ライオット(Atari Teenage Riot以下、ATR)の出演がサプライズ・アナウンス。「アット トウキョウ」のためだけに作られた「ネイバーフッド」とのコラボコレクションを着用しパフォーマンスを行う「Project ATR Show」といったライブ形式での発表となった。
ライブは、鼓動のような重低音が鳴り響く中、中心メンバーのアレック・エンパイア(Alec Empire)がマイクスタンドでステージ中央に設置された大小様々なモニターを破壊する過激なパフォーマンスでスタート。この日のためだけに来日したアレックやニック・エンドウ(Nic Endo)らメンバーがコラボTシャツやジャケットを着用し、代表曲「Speed」や「Reset」を披露した。
もともと過激なパフォーマンスで知られるATRだが、久々の来日公演ということもあり、アレックが客席にダイブし、ニックはステージ上で仰け反りながらシャウト、客席前方ではモッシュピットが発生するなど、一般的なファッション・ウイークでは考えられない熱狂ぶりを見せた。
なお、コラボアイテムは昨日から「Amazon Fashion “AT TOKYO”」の公式サイトや「ネイバーフッド」取り扱い店舗で販売されており、、28日からは伊勢丹新宿店メンズ館にオープンするポップアップストア「The_Answer」でも取り扱われる。