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転換期の「バーバリー」、2017年通期は増益 新体制で18年に臨む

 バーバリー(BURBERRY)の2018年3月期は、経営陣の交代や新戦略提案、コティ(COTY)とのビューティ事業に関するライセンス契約締結、17年務めたクリストファー・ベイリー(Christopher Bailey)からリカルド・ティッシ(Riccardo Tisci)にチーフ・クリエイティブ・オフィサー(CCO)が交代するなど、転換期の1年だった。

 同社の18年3月期決算の売上高は前期比1.2%減の27億3300万ポンド(約4044億円)、ビューティの卸売り事業を除いた売上高は同2.5%増の26億6000万ポンド(約3936億円)だった。また、営業利益は小売事業の好調やビューティ事業の見直し、4400万ポンド(約65億円)相当のコスト削減などが奏功し、同4.0%増の4億1000万ポンド(約606億円)、純利益は同2.0%増の2億9360万ポンド(約434億円)だった。

 17年1月にバーバリーに入社し、7月から現職に就いたマルコ・ゴベッティ(Marco Gobbetti)最高経営責任者(CEO)は、現状の結果に満足していると話し、「『バーバリー』の改革はまだまだ道半ばであるものの、ブランド再活性に向けた最初の一歩は早くも成果が出始めている。強力な経営陣に加えてリカルドがCCOとしてブランドに参加したことで、18年度がとても楽しみだ。ブランドの価値を長期的に維持するための戦略を実行していく」と続けた。

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