ファッション

「スチュアート ワイツマン」クリエイティブ・ディレクターが1年で退社 「会社の規範を満たさない態度」が原因

 「コーチ(COACH)」や「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」を擁するタペストリー(TAPESTRY)傘下のシューズブランド、「スチュアート ワイツマン(STUART WEITZMAN)」のクリエイティブ・ディレクター、ジョバンニ・モレッリ(Giovanni Morelli)が退社した。2月にデビューコレクションを発表したばかりで、わずか1年のスピード退任だった。

 モレッリの退社についてタペストリーのビクター・ルイス(Victor Luis)最高経営責任者(CEO)は、「当社は個々を尊重する会社だ。ジョバンニの才能は尊敬する一方で、彼には当社の規範を満たさない態度が見られた」と退社理由を説明した。今後は、エラルド・ポレット(Eraldo Poletto)スチュアート ワイツマンCEO兼ブランドプレジデントの下でデザインチームが手掛けるという。

 タペストリー(当時、コーチ・インク)は2015年に5億7400万ドル(約631億円)でシカモア・パートナーズ(SYCAMORE PARTNERS)から「スチュアート ワイツマン」を買い取った。

 モレッリはこれまで「クロエ(CHLOE)」「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」「ロエベ(LOEWE)」などでアクセサリー・デザイナーを務めた人物で、創業者のスチュアート・ワイツマン本人の後任としてクリエイティブのトップを務めていた。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。