ファッション

環境改善につながる!? 「パタゴニア」がムール貝の缶詰を発売

 アウトドアブランドの「パタゴニア(PATAGONIA)」は8月2日、食品事業「パタゴニア プロビジョンズ(PATAGONIA PROVISIONS)」からムール貝オリーブオイル漬けの缶詰を発売した。

 “スモーク”、“レモンハーブ”の他、赤ピーマンや玉ねぎのスープにクミンなどのスパイスで味付けした“ソフリット”の3種をそろえる。価格は各993円(税込)。3種全てが入ったパックは2851円(税込)となる。ヨーロッパ沿岸の伝統的な料理にヒントを得て、スペイン産のオーガニックオリーブオイルとムール貝のエキスをベースに調味しており、缶を開けてすぐに食べられる。1缶120gでパスタに入れると約4人前が作れるボリュームたっぷりの缶詰だ。

 ムール貝は、豊富なタンパク源でありながら食物連鎖の下位に位置しており、食べることにより海への悪影響を軽減させることが見込まれる。最高品質のムール貝が育つことで知られるスペイン・ガリシア州の缶詰会社コンセルヴァス・アントニオ・ペレズ・ラフエンテ社とパートナーシップを組み、オーガニック食材のみを使用して生産する。

 「パタゴニア プロビジョンズ」は、ブランド創業者のイヴァン・シュイナード(Yvon Chouinard)が2012年にカリフォルニア州サウサリートに創業。日本では16年から事業を展開している。 “最高の製品を作り、環境に与える不必要な悪影響を最小限に抑える。そしてビジネスを手段として環境危機に警鐘を鳴らし、解決に向けて実行する”というミッションを掲げ、倫理的で持続可能な資源から調達した食品を提供している。

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