ヒットユニオンが手掛ける「フレッドペリー(FRED PERRY)」は、2011年に急逝したイギリスの歌姫エイミー・ワインハウス(Amy Winehouse)の名を冠した非営利組織エイミー・ワインハウス・ファンデーションとのコラボコレクション「フレッドペリー × エイミー・ワインハウス・ファンデーション」を3日から販売している。取り扱いは東京・表参道の旗艦店フレッドペリーショップ東京や公式サイトなど。
10年の「フレッドペリー」とエイミー・ワインハウスのコラボコレクションをベースに、クラシカルなスポーツウエアとピンナップガールのシルエットをミックスしたようなデザインが特徴。黒のヒョウ柄をキーパターンとしたリバーシブルのボンバージャケット(2万7000円)やワンピース(1万7000円)、ポロシャツ(1万2000〜1万4000円)など11型を用意し、全てのアイテムにエイミーのタトゥーを思わせる2つのハートが刺しゅうされている。なおグラフィックTシャツ(1万1000円)は、エイミーが住んでいたロンドンのカムデン・タウンにあるエイミーをモチーフとしたグラフィティ「Fallen Angel」を製作したグラフィティ・アーティストのペガサス(Pegasus)がデザインした。
1983年にイギリスで生まれたエイミーは、10歳の時にラップグループのスウィート・アンド・サワー(Sweet 'n' Sour)を結成するなど、幼い頃からミュージシャンとして活動していた。14歳で学校から退学処分を受けると、16歳から本格的にミュージシャンとしての活動を志し、19歳でデビューアルバム「Frank」をリリース。2006年に発表した「Rehab」や07年の「Back to Black」で世界的ブレイクを果たしたが、度重なるアルコールと薬物依存により、11年に27歳の若さで急逝した。27歳で他界したことから、ジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)やカート・コバーン(Kurt Cobain)らと同じく「27クラブ(The 27 Club)」のメンバーとしても知られている。
エイミー・ワインハウス・ファンデーションはエイミーが亡くなった直後、エイミーと同じく病気や薬物で苦しむ若者を救済するために設立された。