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「ラフ・シモンズ」が麻薬中毒の少年少女を描いた映画に捧げるコレクション 国内3店舗で発売

 「ラフ・シモンズ(RAF SIMONS)」は、ウルリッヒ・エーデル(Ulrich Edel)監督による映画「クリスチーネ・F」にオマージュを捧げたコレクションを、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)とミッドウエスト(MIDWEST)、仙台のリヴォリューション(REVOLUTION)の国内3店舗限定で発売する。

 麻薬に手を出し依存症に陥り、やがて体を売るまでに至った、映画の中の少年・少女をプリントしたビッグシルエットのGジャンやパーカ、Tシャツなどを販売する。

 クリスチーネ・ヴェラ・フェルシェリノヴ(Christiane Vera Felscherinow)の半生をフィクション形式で描いた同映画は長年、ラフの想像力の中心的存在という。彼は高校時代にカリキュラムの一部として映画と原作の書籍に触れ、“Youth in Motion(絶えず変化する青春時代)”と題した2018-19年秋冬コレクションでオマージュを捧げた格好だ。

 コレクションでは、映画の1シーンのほか、「LSD」や「XTC」「GHB」「2C-B」など、麻薬性物質の記号をプリントしたパッチをさまざまなアイテムにプラス。さまざまな色のパッチは、思春期の少年少女の世代やサブカルチャーの表現という。ラフは薬物を称賛したり黙認したりしているのではなく、薬物の中毒性などを口にすることがタブー視されている現代社会に異を唱える。

 コレクションの売り上げの一部は、薬物中毒からの回復を支援する組織に寄付される。またラフは、このコレクションを発表したランウエイに飾った食品についても慈善団体に寄付した。

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