オンワード樫山の婦人服ブランド「アイシービー(ICB)」は2018-19年秋冬、「チノ(CINOH)」の茅野誉之デザイナーを起用した新ライン“ICB リディフィニション(ICB REDEFINITION)”をスタートさせる。今秋冬はコート、ボトムス、ワンピース、シャツ、ニットのベーシックアイテムからなる“マスターピース”の16型をラインアップ。タイムレスで着る人の個性を引き立てる、着回しのしやすさを重視した商品をそろえる。価格帯はコート4万8000〜8万4000円、ボトムス2万3000〜4万2000円、ワンピース3万7000〜4万3000円、シャツ2万7000円、ニット2万7000円。
茅野デザイナーの起用理由について同社は「茅野氏はミニマルなモードとストリートをミックスした今のバランス感を上質な素材とパターンで表現できるデザイナー。彼本来のクリエイティビティーが『ICB』のプロダクトに新たな感性と可能性を見出す」とコメントしている。
10月末〜11月末には新ラインのポップアップストアを全国5カ所に開く。伊勢丹新宿本店で10月31日~11月6日、三越日本橋本店で10月31日~11月13日、大丸札幌店で10月31日~11月6日、大丸梅田店で11月7~13日、西武池袋本店で11月14~20日の出店を予定する。
茅野誉之は文化服装学院と文化ファッションビジネススクール修了(現文化ファッション大学院大学)を卒業後、08-09年秋冬に「べスリール(BETHOURIRE )」をスタートし、14年春夏「チノ」に改称。同年「2014 Tokyo 新人デザイナーファッション大賞プロ部門」を受賞する。自身のブランドの他、キシユニバースのデニムブランド「ボブソン(BOBSON)」のデザイナーとの協業ライン“ウェア ボブソン(WHEIR BOBSON)”のウィメンズ、ジャージー素材に特化したブランド「J.C.M」などのデザインも手掛ける。18年10月には「東京ファッションアワード 2019(TOKYO FASHION AWARD 2019)」を受賞した。