日本流行色協会(JAFCA)が2018年と19年のテーマカラーを、“いい色の日”にちなんだ11月16日に発表した。18年の色には爽やかさを連想させる“ビジョナリーミント”を、19年の色は“アウェイクニングオレンジ”を選定した。
今年の色に選んだ“ビジョナリーミント”は、“闇の向こうの未来”と“シームレス”がキーワードだ。多くの変化が求められ、心身ともにリフレッシュしたいという人々の思いをくんで、未来への希望を込めた色を選んだ。また再開発で新たに開業する商業施設などで取り入れられているオープンな空間デザインに着目。“シームレス”な空間や人々の関係性を空気や水に例えて“ビジョナリーミント”で表現した。
19年の“アウェイクニングオレンジ”は、平成が終わりを迎え年号が変わることを機に、未来へ踏み出す前向きなエネルギーを象徴する。また違いを理解して受け入れるダイバーシティーの考え方や、東京オリンピック・パラリンピックに向けた人々のスポーツや健康への関心度の高さも表している。
1953年に創立されたJAFCAは、産業界に向けたカラートレンドの予測や情報発信を行う。“今年の色、来年の色”を選定するのは今年で4回目で、その年と翌年を象徴するカラーを毎年11月16日に発表している。