「H&M」は、毎年恒例となっているデザイナーコラボレーション企画で、2019年はジャンバティスタ・ヴァリ(Giambattista Valli)と協業すると発表した。メインコレクションの発売日は11月7日だが、今年は新たな取り組みとして、5月25日に新宿店を含む世界12店舗と公式オンラインストアで一部商品を発売する。先行販売する商品は、23日にフランス・カンヌで開催された「amfAR(米国エイズ予防財団)」のチャリティーガラで、ケンダル・ジェンナー(Kendall Jenner)やキアラ・フェラーニ(Chiara Ferragni)らが着用した。
イタリア・ローマ出身のヴァリは、自身の名前を冠したウィメンズブランドをパリ・コレクションで発表している。プレタポルテに加えオートクチュールも手掛け、繊細で凝った作りの華やかなエレガンスが持ち味。08~18年は「モンクレール ガム・ルージュ(MONCLER GAMME ROUGE)」のデザインも担当していた。
今回のコラボでは、ヴァリにとって初となるメンズも手掛ける。「コラボを通じて、私のスタイルビジョンや美のこだわりを、より多くのお客さまに届けることができたら嬉しい。世界中の人がラブストーリーを生み出す幸せな瞬間のお手伝いができれば」とヴァリ。「H&M」のアン=ソフィー・ヨハンソン(Ann-Sophie Johansson)クリエイティブ・アドバイザーは「ヴァリは息をのむような美しいシルエットのオートクチュールを得意としている。そのシグネチャースタイルを届けたい」とコメントしている。
23日のチャリティーガラには、中国の女性歌手クリス・リー(Chris Lee)や、米国の男性歌手ロス・リンチ(Ross Lynch)などもコラボ商品を着用してレッドカーペットに登場した。25日からの先行販売に合わせ、「H&M」アプリの会員を対象にした商品プレゼントキャンペーンも、キャンペーン特設ページで行っている。