2年に1度、伊ベネチアで開催される現代美術の国際展覧会「ベネチア・ビエンナーレ(Venice Biennale)」が5月11日に開幕した。100年以上の歴史を持ち、“アートのオリンピック”とも呼ばれるこの美術の祭典には、今最も勢いのある現代芸術家の作品が展示され、世界中から美術ファンが集まる。会期は11月24日までだが、当記事では開幕直後の5月11〜12日にキャッチした来訪者の着こなしを紹介する。
両日とも断続的な土砂降りだったこともあり、街中では洗練されたレインウエアやシャカシャカ素材のコートが支持された。アウターのフロントは開いて、レイヤードを楽しむのがベネチア流だ。バッグは両手が自由になり歩きやすいボディーバッグが多く見られ、メタリックな質感やビビッドなカラーで着こなしのアクセントとするテクニックも目立った。