ファッション

「フリークス ストア」が前期比20%増 汎用性の高いアイテム強化と別注品に支持

 デイトナ・インターナショナルが手掛ける「フリークス ストア(FREAK'S STORE)」の19年2月期は既存店ベースで前期比20%増と好調だった。好調の理由を正木恒明デイトナ・インターナショナル執行役員兼フリークスストア事業部事業部長は「客数が伸びた。セット購入率も上がり客単価が伸びたこともある」と話す。

 実は、昨年の春夏は苦戦したという。「テイストに偏りがあった。秋冬に向けて商品を絞り込みながあらテイストの幅を広げるMDに修正した。また、30~40ブランドとの別注品を仕掛けたことが奏功した。前年同月比40%増の月もあった」と言う。特にウィメンズが伸長した。「もともとメンズの売り上げが55%程度だが、今は逆転している。ウィメンズではオン・オフ両用の汎用性の高いワンピースや着回しが利くアイテムのバリエーションを増やした」。

 客数が伸びた要因は「当社が(18年4月大阪・心斎橋、10月大阪・西心斎橋に)ホテルをオープンしたことで、デイトナのコンテンツを楽しんでもらえるようになってきた。ホテルで知って店に来るお客さまもいて相乗効果が生まれている。細かくいろいろ仕掛けたことがここにきて結果に表れてきている」と話す。同社は、ホテル事業の「アースマンズ(EARTHMANS)」だけではなく、住宅をプロデュースする「フリークス ハウス(FREAK'S HOUSE)」、ギャラリースペースの「オープンスタジオ(OPEN STUDIO)」なども手掛けている。

 9年3月は前年同月比13%増、4月は同5%増、5月は同25%増で推移した。19-20年秋冬は、“ユニバーサリズム(UNIVERSALISM)”をテーマに、時代や地域、新しさと古さ、色や柄などをミックスしたスタイルを提案する。

 「フリークス ストア」の店舗数は現在39で、19-20年秋冬は5店舗を出店予定だ。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

メンズ32ブランドの猛暑に負けない推しスタイル 2025年春夏メンズ・リアルトレンド

「WWDJAPAN」12月16日号は、2025年春夏シーズンのメンズ・リアルトレンドを特集します。近年は異常な暑さが続いており、今年の夏は観測史上最も暑い夏になりました。ファッション界への影響も大きく、春夏シーズンはいかに清涼感のあるスタイルを提案するかが大切になります。そこで、セレクト各社やアパレルメーカーの展示会取材、アンケートを通して全32ブランドの推しのスタイルを調査し、メンズのリアルな傾…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。