ベイクルーズグループのドゥーズィエム クラス(Deuxieme Classe)では、オリジナル品の人気が高くよく売れる。微調整を加えた定番品をシーズンごとのテーマに沿ったスタイリングで鮮度を上げて提案するのがうまい。2019-20年秋冬は、「オリジナル品のデザインを手掛けるベテランと若手の企画担当に加え、これまで“名品”と呼ばれる定番品を数多く生み出したスタッフが産休から戻ってきて、オリジナル品がさらに充実した」(広報担当者)という。3つのテーマに沿って、3人の企画担当がそれぞれ手掛けているが、いずれもカラーパレットはベージュからブラウンを基調にしている。
1つ目のテーマは“ラグジュアリートリップ”。セレブリティーの機内のリラックススタイルを表現した。例えば、ニットのセットアップや、ビンテージ加工したスエットにさらっとストールを巻いたようなスタイルだ。強化したのはファーアイテムで、“カジュアルに着られるファー”をコンセプトにブルゾンやフード付きのムートンコートなどを用意した。また異素材をミックスしたファーアイテムもそろう。
2つ目のテーマは“Every day I like”。トラッドをベースにストリートウエアの要素を取り入れた。ジャケットとパンツ、ニット素材のセットアップなど、スポーティーにキレイに着こなせるコーディネートを提案する。
3つ目は産休明けのデザイナーが手掛けたという“ドゥーズィエム クラスのベーシック”。産休明けで「自分磨きをがんばろう」と思ったそうで、ダブルフェースのコートやカットソー、ニットなどベーシックなアイテムが並ぶが、素材の光沢感を生かして女性らしいつやっぽいアイテムに仕上げた。