東京・銀座の並木通りなどに店舗を構えるセレクトショップのサンモトヤマは9月30日、東京地方裁判所に自己破産を申請し、10月1日付で同地裁は破産手続き開始を決定した。帝国データバンクによると負債総額は9億7150万円。
同社は1955年2月の創業で、高級海外ブランド品を扱う老舗小売店として知られる。62年には日本における「グッチ(GUCCI)」の独占販売権を獲得(90年4月に契約終了)し、64年には「エルメス(HERMES)」の販売権を獲得(2010年春に契約終了)するなど、海外ブランドを日本に広めた。
サンモトヤマは銀座本店、大阪の阪急17番街店、軽井沢店の3店舗を構えていた。また、年10回程度開催する催事が主な収益源で、18年7月期の売上高は約29億円だった。
破産管財人はときわ法律事務所の濱田芳貴弁護士(電話03-3271-5140)。