ロクシタンジャポンとヤマト運輸(以下、YTC)はこのほど、YTCが保有する全国110カ所以上の倉庫ネットワークと輸配送ネットワークを組み合わせ、日本国内での「ロクシタン(L’OCCITANE)」店舗と公式通販サイト販売における最適なサプライチェーンの構築を実現する戦略的パートナーシップを締結した。これにより、販売スタッフが販売に注力できる環境や公式通販サイト購入商品の受取可能日の前倒し、受け取り方法の多様化などを進め、購入者の満足度向上を図る。
ロシクタンジャポンは、コロナ禍により店舗やECなど販売チャネルの多様化が進み、流通コストやオペレーションの最適化を図ることが課題だった。さらにブランド創設以来取り組む環境負荷低減も実現できるパートナーシップ先を模索していた。YTCは、全国の倉庫ネットワークや輸配送ネットワークのシームレスな結合とデジタル情報の可視化を通じ、店舗、 EC双方の在庫を適正化し、スピード納品、輸配送コストの低減など企業の経営に資するサプライチェーン構築の最適化を提供すること、「サステナブル中期計画2023」を策定し、各施策を遂行することからタッグを組んだ。
両社は今後、1.ロクシタンジャポンの物流コストの削減 2.3年後に化粧品業界全国No.1の高性能 DC(ディストリビューションセンター)の確立、3.3年後にロクシタングループのグローバルNo.1高性能フラッグシップDCの確立を目指す。また、今後グローバルスタンダードモデルとしてロクシタングループ各国への展開も視野に入れる。