Z総研は、トレンドに敏感なZ世代女子を対象に“2023年上半期トレンド調査”を行い、「Z総研2023年上半期トレンドランキング」を発表した。調査時期は23年5月8〜14日。N.D.Promotionが運営する自社メディア“ノンデプルーム”の読者を中心とした、Z総研独自のリアルZ世代コミュニティー所属のメンバーへのインターネット調査で、有効回答数は950人(複数回答式)。
「流行った言葉」の1位は「蛙化現象」(好意を持った相手に好意を持たれると、嫌悪感を抱いてしまう逆転現象)。ほかには大手寿司チェーン店での迷惑行為に対する「スシローを救いたい」 など、ポジティブな言葉がランクインしている。
「流行ったコスメ」の1位は「ティルティル(TIRTIR)」の“マスクフィットオーラクッション”。新型コロナウイルスが5類に引き下げられてマスクを取れるようになり、マット系のリップや艶を意識したリップなど、さまざまなリップを楽しむZ世代が増加中であることも読み取れる結果となった。
「流行った食べ物・飲み物」では、10円なのに10円で買えない「10円パン」、2次元なのに食べられる「2Dケーキ」などの“ギャップグルメ”がランクイン。それらが、ティックトックやインスタグラムのリールで紹介されて話題となったことを反映した結果になった。
「流行ったコト・モノ」では、1話目で主人公が転生する「推しの子」、2話目で仲間が脱落する「ブルーロック」など、ストーリー展開の速さと斬新さのあるアニメがランクイン。SNS慣れによる展開の速さを求める傾向が顕著で、その中でも共感を得られるストーリー性や、“エゴイスト”にフォーカスした今までにない斬新さがZ世代の心に刺さっている。ほか、「純欲メイク」などもランクインした。