サステナビリティ

「BMW」が水素で走る燃料電池車を公道で実証実験 3分の水素充電で約500km走行

「ビー・エム・ダブリュー(BMW)」は、燃料として水素を充填し、水素エネルギーにより発電し電気を電池に蓄え、電気によりモーターを駆動させて走行する「燃料電池実験車両BMW iX5 Hydrogen(アイエックスファイブ・ハイドロジェン)」の日本における公道走行を開始し、7月19日から2023年末まで実証実験を行う。

燃料電池は新たな動力源の1つとして注目を集めており、BMWグループは2011年からトヨタ自動車と燃料電池車の基礎研究を共同で行なっている。水素を燃料とする燃料電池車は、燃料の充填に時間をかけずに長距離走行可能となることが特徴の1つで「燃料電池実験車両BMW iX5 Hydrogen」の場合、燃料である水素が空の状態から約3分程度の水素の充電で約500kmの長距離を走行する事が可能となる。

BMWグループは、2020年代後半に燃料電池車を市場投入する予定で、その実現に向けてドイツやアメリカの主要国において「燃料電池実験車両BMW iX5 Hydrogen」を走行させ実証実験を実施しており、「車両に対する顧客要求が高い日本においても、公道での実証実験を実施する事にした」という。

日本における実証実験においては日本各地で実際に車両を走行させ、様々なデータを取得すると共に官公庁や行政機関、大学を訪問し各方面の専門家の視点から製品に対するフィードバックを受け、それらをドイツのBMWグループ本社と共有し製品開発に役立てる方針だ。

「燃料電池実験車両BMW iX5 Hydrogen」は「BMW X5」をベースにした燃料電池車。「BMW X5」は、「スポーツ・アクティビティ・ビークル(SAV)」の先駆的モデルとして、1999年に誕生したモデルだ。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。