ビジネス

高島屋が「法人向けクレジットカード」 百貨店とのシナジーねらう

高島屋は24日、中小企業や個人事業主を対象とした法人向けクレジットカードを発行し、29日から新規会員の募集を始めると発表した。クレジットカードの利用が遅れている法人決済市場において潜在需要が大きいと判断した。同社は百貨店事業、商業開発事業に続く第3の柱として金融事業を位置付ける。百貨店事業とのシナジー発揮によって顧客満足の向上を目指す。

子会社の高島屋ファイナンシャル・パートナーズ(東京、末吉武誼嘉社長)を通じて法人向けクレジットカード「タカシマヤカード ビジネスプラチナ アメリカン・エキスプレス」を発行する。経費管理や精算業務を容易にするなどの利点だけでなく、高島屋店内の買い物が基本5%の割り引きになるといった独自のサービスで差別化する。初年度で5000件、3年内に1万件の会員獲得を見込む。

高島屋は近年、金融事業を強化している。20年には店頭で客の資産形成や資産継承をサポートするファイナンシャルカウンター事業、21年にはソーシャルレンディング事業、22年にはネオバンク事業をそれぞれ開始している。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。