
東京・銀座、原宿、表参道、大阪・心斎橋で買い物を楽しむ訪日客57組106人に、今回の来日におけるショッピングの予算や購入品などについて直撃インタビューした。取材した21カ国の訪日客のうち、最も多かったのは中国で14組、2位はアメリカで7組、3位は韓国で5組、4位は台湾、フランス、オーストラリアで各3組、5位はロシアで2組だった。一年に何度も来日するという親日家から初来日の人まで、さまざまだが、来日の目的は観光とショッピング、食がほとんど。ここでは、彼らが、どこで、何を購入しているかを一挙に紹介する。(この記事は「WWDJAPAN」2024年5月20日号からの抜粋で、無料会員登録で最後まで読めます。会員でない方は下の「0円」のボタンを押してください)
銀座
ギンザ シックス、ユニクロ銀座店、ドーバー ストリート マーケット ギンザ
予算は数十万〜100万円
ブランドショッピングのメッカ
国:アメリカ(23歳、22歳)
滞在日数:10日
購入品:大量の「クロムハーツ(CHROME HEARTS)」のTシャツ(各自、合計46万円程度)
購入場所:ドーバー ストリート マーケット ギンザ
日本で買うブランド:
「クロムハーツ」「キャピタル(KAPITAL)」「レディメイド(READYMADE)」「ゴヤール(GOYARD)」「エルメス(HERMES)」
国:中国(24歳、25歳)
滞在日数:6日
ショッピング予算:200万円
購入品:「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のバッグ2点(各約40万円)、大量のコスメ
国:中国(21歳、26歳)
滞在日数:1週間
ショッピング予算:100万円
購入品:
「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」のバッグ(10万円)、パンツ(7万円)、「カシラ(CA4LA)」の帽子8点
国:韓国(38歳)
滞在日数:3日
ショッピング予算:30万円
購入品:「セリーヌ(CELINE)」のシューズとTシャツ(合計22万円)
日本で買うブランド:「セリーヌ」「クロムハーツ」
国:タイ(32歳)
ショッピング予算:30万円
購入品:「セリーヌ」のバッグ(16万円)
国:中国(34歳)
購入品:「ルイ・ヴィトン」のバッグ(56万円)、「ポーター(PORTER)」のバッグ(4万3000円)、「ユニクロ(UNIQLO)」
購入場所:ルイ・ヴィトン松屋銀座店、ドーバー ストリート マーケット ギンザ
国:フランス(25歳)
滞在日数:3日
購入品:「シュプリーム(SUPREME)」のTシャツ(1万4000円)、「サカイ(SACAI)」のサンダル
国:シンガポール(40歳、44歳)
滞在日数:11日
ショッピング予算:95万円
購入品:「ジョー・フレッシュグッズ(JOE FRESHGOODS)」のドーバー ストリート マーケット ギンザ限定Tシャツ
日本で買うブランド:「ヒステリックグラマー(HYSTERIC GLAMOUR)」
国:台湾(26歳)
滞在日数:1週間
ショッピング予算:25万円
購入品:「マリーン セル(MARINE SERRE)」のタンクトップ(2万3500円)、「ヨウジヤマモト」のキャップ
購入場所:ドーバー ストリート マーケット ギンザ
日本で買うブランド:「ヨウジヤマモト」
国:チリ(63歳、55歳)
滞在日数:1カ月
購入品:「セリーヌ」のバッグ(46万5000円)、「グラウンド ワイ(GROUND Y)」のジャケット(8万円)
エディターズコメント
アジア圏からの訪日客が多い。大量買いより、ショッパーを1〜2個持っている人がほとんど。「ルイ・ヴィトン」や「ヴァン クリーフ&アーペル(VAN CLEEF & ARPELS)」などのショッパーを複数持っている人も。「シャネル(CHANEL)」や「セリーヌ」などの店舗前には5〜10組ほどの列ができていた。多く見かけたショッパーは、「ルイ・ヴィトン」や「ユニクロ」「ザラ(ZARA)」など。円安の影響もあり、ショッピングを旅行の目的とする人が多く、それに加えて食を楽しみたいという人も目立った。若い世代でもショッピング予算が数十万〜100万円ほどと高く、ラグジュアリーブランドを目掛けて銀座に来る観光客が多い印象だった。