「バリー(BALLY)」は、クリエイティブ・ディレクターのグラエム・フィドラーとマイケル・ヘルツ両名の退任と合わせて、ヴィクトリア・ヘネシー=グローバル・マーケティング&コミュニケーション・ディレクターの退社を発表した。
グラエム・フィドラーとマイケル・ヘルツが手掛ける最後のコレクションは、ミラノで9月に発表する2014年春夏ウィメンズ・コレクション。2人は10年3月に同ブランドのクリエイティブ・ディレクターに就任し、全カテゴリーのデザインを担当していた。「アクアスキュータム」からデザイン活動をともにしている両者は、辞任後、「マルベリー」に入社するのではないかと噂が出ている。
関係者によると、「バリー」は後任探しを始めており、先月パリでメンズ・コレクションを発表した「アミ アレクサンドル マティッシュ(AMI ALEXANDRE MATTIUSSI)」のマティッシュと話し合いを持ったようだ。また「ラルフ ローレン」のパープル及びブラック・レーベルを統括するシニア・ヴァイスプレジデントを務めたジョン・ヴィッツォーネも候補に挙がっている。「バリー」はコメントを控えている。