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特集 日本一売れる「港区マーケット」 第6回 / 全8回

「港区の魅力」を住民目線・経営者目線で語る

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PROFILE: 中川有司/ユニオンゲートグループ社長CEO(左) 春高未欧/「ミオ ハルタカ」デザイナー

中川有司/ユニオンゲートグループ社長CEO(左) 春高未欧/「ミオ ハルタカ」デザイナー
PROFILE: (なかがわ・ゆうじ)1969年滋賀県生まれ。東京モード学園卒業、サザビー(現サザビーリーグ)入社。24歳で独立、セルツを設立。96年に渡米後、98年「ブリーフィング」、2003年イタリアに渡り05年「ファーロ」を立ち上げる。11年にユニオンゲートグループ設立 (はるたか・みお)2011年に自身のブランド「ビジュードエム」を、18年に「ミオ ハルタカ」をスタート。「ミオ ハルタカ」は現在、海外では北米、英国、フランス、香港などで販売。日本では昨年11月、麻布台ヒルズに旗艦店をオープンした

セレブが集まる街として、とかく華やかなイメージを持たれがちなのが港区住民だ。港区に住まいを持つファッション業界人たちは、実際にどんな生活を送っているのか。バッグブランド「ブリーフィング」などを展開するユニオンゲートグループの中川有司社長CEOと、ジュエリーブランド「ミオ ハルタカ」の春高未欧デザイナーに、生活者として、経営者としての両目線で港区の日常や住民だからこそ知る魅力を自由に語ってもらった。(この記事は「WWDJAPAN」2024年9月2日号からの抜粋です)

中川有司ユニオンゲートグループ社長CEO(以下、中川):港区といっても広いから一言では表現できないね。青山や赤坂から、芝浦のような湾岸エリア、麻布十番のような下町風情のあるエリアまで、それぞれに個性と魅力がある。でも今、語るべき港区は話題の麻布エリア(麻布台、南麻布、西麻布、元麻布、六本木など)かな。僕はもう15年近く港区に住んでいるけど、便利で住みやすいからもう他の区に引っ越せないです。スーパーの質も高いし、大きな公園もあるし、車中心の生活がしやすいし。

春高未欧「ミオ ハルタカ」デザイナー(以下、春高):私ももう引っ越せないですね。長く住んでいますが、まったく飽きません。一番魅力を感じているのは文化的なところです。特に六本木ヒルズができてからはアートの文化が急速に広がって、美術館や世界有数のギャラリーが軒を連ねるようになりました。日常的に英語が飛び交うインターナショナルなエリアなのも特徴ですよね。中川さんは普段、車でどんなところに行きますか?

中川:ヒルズが多いです。自分のお店がある館(六本木ヒルズに「ブリーフィング」の旗艦店)もあるので、公私ともに利用しています。ヒルズは駐車場サービスが素晴らしいんですよ。会員なら駐車料金無料で買い物ができるし、大型車や高級外車が安心して停められると知人の間でも評判です。六本木ヒルズなら、グランド ハイアット 東京にバレーサービスもある。商業施設において車がスムーズに停められるかどうかは、まず重要なポイントだと思います。

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