「WWDJAPAN」9月23日号は、人気企画の販売員特集です。今回は31社32人のエース販売員の仕事術を紹介します。アパレルはもちろん、バッグ、ジュエリー、時計、化粧品、香水などさまざまなジャンル。そしてSNSを駆使するZ世代から超ベテランの101歳まで幅広い顔ぶれがそろいました。
中でも目玉は、世界最高齢のビューティアドバイザーとしてギネス世界記録に認定された堀野智子さん(101)です。ポーラ(POLA)の美容部員として働き始めて62年。福島市に住む堀野さんは今もバスで通勤し、最新の化粧品の商品知識を勉強して、接客にあたっています。日々の努力を欠かさず、「お客さまが喜んでくれているのを見るのが幸せ。それに尽きる」と話す堀野さんには、販売という仕事の奥深さを教えてくれます。販売員一人一人にドラマがあり、顧客満足のために全力を尽くしている姿が伝わる特集です。ぜひご覧ください。
米国からは年間で最も盛り上がるホリデー商戦の「傾向と対策」を、主要各社の動向やアナリストの解説とともにリポートします。また世界の店舗数が2500店を突破した「ユニクロ(UNIQLO)」の出店戦略、中国のカシミヤ紡績大手・コンサイニーによる「服の全自動工場」の構想のニュースも必読です。ファッションパトロールでは、ファッション業界の「甘党おじさん」がすすめる手土産スイーツを紹介します。
(COVER CREDIT)
ART DIRECTION:RYO TOMIZUKA
COVER REELS DESIGN:CHIGE(GWISUB JUNG)
ビューティ付録は「更年期(メノポーズ)」にクローズアップした特集です。“更年期”という言葉は、いつの間にかネガディブワードとして独り歩きし、ゆえにこれまでは更年期症状と向き合うことなく深刻化する事例も多くありました。しかし“更年期ロス”、つまり更年期症状によって仕事に何らかのマイナスの影響があった人はすでに推計で100万人を超え、更年期離職による経済損失は男女合わせて年間約6300億円(女性は約4200億円)に上るという(NHK「更年期と仕事に関する調査2021」より)。今や「健康経営」は、企業にとって喫緊の課題。ゆえにSDGsの広がりとともに「更年期」という言葉が市民権を得て、更年期障害への理解が少しずつ深まっています。今後「メノポーズ」という言葉と共に、より公に女性のみならず男性も更年期について語り、さまざまな商品やサービスと共に市場が拡大すると予測します。特集内では「ルナルナ オフィス」やクレアージュ東京などサービス・診療を実施する中での状況や、I-neやアンファーなど更年期に関連した商品を展開する企業の取り組みを紹介しています。
後半では、売上高が2桁増と好調を維持するアットコスメ トーキョーとプラザ ルミネ新宿店の商況や、海外の更年期サプリ「オリー」を深掘りしたり、ロレアルがフランスのバイオテック企業に投資した背景などを伝えています。
(WWDBEAUTY COVER CREDIT)
ART DIRECTION & DESIGN : RYO TOMIZUKA
COVER REELS DESIGN:CHIGE(GWISUB JUNG)