ブランドプロデュースやブランドコンサルティングを行うオムニモスークは、10回目となるライフスタイル合同展示会「フェス・リエゾン 東京(FES LIAISON TOKYO)」をライトボックススタジオ青山で3月25日まで開催中だ。化粧品やインナービューティ、食品・雑貨などを扱う35ブランドを集積するほか、手相鑑定やソープ・バスソルト作りのワークショップなども実施し、3日間の期間中に約1000人の来場者を見込む。
出展社の約8割が新規ブランドで、1階がフード・雑貨ゾーン、2階が化粧品・サプリメントゾーンで構成する。化粧品ゾーンの出展社の一つである2001年に誕生したブルガリア発「エコマート(ECOMAAT)」はオーガニック認証を取得した自社農園でダマスクローズを含むアルバローズ、ラベンダー、ミントなどを栽培。製造、販売まで一貫した独自の管理体制で展開する。ローズオイルとローズCO2エキスを使用し、自宅で本格的なエイジングケアが可能な“ナチュラル&デラックス”シリーズを中心に出展する。
「ワノワ(WANOWA)」は2017年に誕生。石川県能美市の国造ゆずや、岐阜県中津川市の加子母ひのき、京都府相楽郡の和束茶など、地場産業を支援する目的でアップサイクル原料を使用したハンドクリーム(全5品、各2200円)ほかを扱う。同ブランドは売り上げの2%を各地域に寄付し地域に還元する。23年にデビューした「ミュー(MUE)」は“わたしを脱いで、素肌にもどる。”をコンセプトにした固形石けん(全5種、各2580円)を展開する。東京・中目黒の本社内のラボで、油脂の特性を最大限活かすため、熱を加えず低温熟成する枠練りコールドプロセス製法で製造。敏感肌、乾燥肌、荒れ肌など肌タイプにそった石けんをそろえる。
「アースチャイルド(EARTH CHILD)」は、肌本来が持つ油分と水分のバランスを整え揺らぎ肌にアプローチするスキンケアを17年から展開。スターアイテムのハナビラタケエキスや甘草エキスなど植物由来の美容成分をふんだんに配合した導入美容液“リバイタルエッセンス”(30mL、3960円)などをそろえる。
そのほか、フリーズドライのオーガニックハーブティ「ネイチャーフューチャーファーム(NATURE FUTURE FARM)」やスパイスカレーキットを扱う「ファットキャンプキッチン(FATCAMP KITCHEN)」、米粉で作ったチップスなどをそろえる「シーズン(SEASON)」、シリコン製月経カップ「マーモ(MURMO)」、インドネシア版アーユルヴェーダ「オリエンタルジャムウ(ORIENTAL JAMU)」なども出展し、消費者との接点拡大を図る。
「フェス・リエゾン」の新たな取り組み
「フェス・リエゾン」は2020年11月にスタート。環境に配慮した製品品や、体に優しいモノ作りを行う小規模なブランドを集める。初回は11ブランド、2回目が17ブランド、3回目が24ブランド、4回目以降が会場マックスとなる40ブランド程度と回数を重ねるたびに規模と認知度が高まっている。プレス関係者やバイヤーのほか、一般消費者も来場し展示製品の購入も可能だ。
合同展示会は東京を中心に展開する一方で、九州エリアと訪日客の取り込める福岡に常設展示・販売スペース「フェス・リエゾン 福岡/ザ ショーケースストア」を4月1日にオープンする。「展示販売会のノウハウを生かし、販路拡大を狙うブランドのサポートする」(安田旬佑オムニモスーク代表取締役)のが狙いだ。
▪️フェス・リエゾン東京
開催日:3月23〜25日
開催場所:ライトボックススタジオ青山(東京都港区南青山5-16-7)
入場料:無料(要事前予約)