サルヴァトーレ フェラガモは、2016年度の日本での香水カテゴリーの業績が前年度比2ケタ増となると予想した。同ブランドはパートナーである川辺と共にマーケティングを強化。香水カテゴリーの売り上げは、アメリカ、中国、イタリアに次ぎ、日本が4位につけており、日本での高い認知を誇るブランド力、デジタルや店頭でのプロモーションへの投資などが好調の要因となった。
来日したルチアーノ・ベルティネッリ社長は、16年の商況を振り返り、「非常に素晴らしい結果に満足している。これは市場の成長を上回る伸び率であり、香水が日本で成功している証しだ」と述べた。17年ではさらに、日本をはじめとするアジアにフォーカスを当てる。「16年はアメリカ、ヨーロッパを意識したマーケティング戦略により、グルマン調の甘い香りのメンズフレグランス『ウォモ オーデトワレ』や『シニョリーナ イン ロッソ オーデパルファム』を発売した。17年は日本にフォーカスする正しいタイミングであると思っており、3月には『シニョリーナ』から『イン フィオーレ オーデトワレ』を発売し、洋梨や桜、ジャスミンといったフローラルでフルーティな香りを打ち出す。前作に比べてより日本人が好む香りとなっている」と述べ、発売時期には16年10月にリニューアルした銀座店でイベントを予定するなど、新製品の世界観を発信する。加えて、「ウォモ オーデトワレ」からは、よりフレッシュでカジュアルな香りが登場する。「日本に25年前から訪れているが、現代の若い世代はアバンギャルドになっており、香水に対しても積極的。新しい香りを彼らにも楽しんでほしい」とコメント。ブランドの認知度を武器に、日本での存在感を発揮していく考えだ。
■サルヴァトーレ フェラガモ「シニョリーナ イン フィオーレ オーデトワレ」
価格:(30mL)7300円、(50mL)1万円、(100mL)1万3900円
発売日:2017年3月1日