ファッション

「マーク ジェイコブス」がメンズ終了

 「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」が、2017-18年秋冬シーズンを最後にメンズを終了する。メゾンは11日、「ブランドの核であるウィメンズを強化するため、メンズを終了することに決めた」との声明を発表した。メンズはスタッフ インターナショナル(STAFF INTERNATIONAL)がライセンス契約のもとで生産・販売を担当してきた。

 2017年度第1四半期の決算で前年同期比15%増という売上高を叩き出したLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)の中で、「マーク ジェイコブス」は伸び悩んでいる。ジャン・ジャック・ギヨニー(Jean-Jacques Guiony)最高財務責任者(CFO)も、「会社の中で数少ない、苦戦ブランドの1つだ」と決算会見で認めた。とはいえギヨニーCFOは、「個人的な見解だが、ここ1年で商品、特にハンドバッグは劇的に良くなった。時間はかかるだろうが、進むべき道は間違っていない。『マーク ジェイコブス』の将来を信じている」と続ける。

 マーク ジェイコブスは「マーク ジェイコブス」と「マーク BY マーク ジェイコブス(MARC BY MARC JACOBS)」を統合、幅広い価格帯のウエア、アクセサリーを販売する業態への移行期の真っ只中だ。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。