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ロクシタンが合弁設立でNYのカラーコスメを海外へ

 ロクシタン(L'OCCITANE)が自然由来の原材料で作るニューヨークのカラーコスメメーカー、ライムライト バイ アルコーン(LIMELIGHT BY ALCONE)の株式40%を取得した。取得額などは明らかにしていない。ロクシタンにとっては、カラーコスメとECの強化が狙い。一方ライムライト バイ アルコーンは以後、ロクシタンの研究開発や生産に関する施設などを活用し、ブランドの強化を図る。加えて両社は今後、ロクシタンが株式の過半数以上を取得する合弁会社を立ち上げ、海外市場に打って出る計画だ。

 ライムライト バイ アルコーンは2015年創業。自然派のスキンケアのほか、色の選択が可能なメイクアップパレットなどを販売している。ロクシタンのレイノルド・ガイガー(Reinold Geiger)=ロクシタン会長兼最高経営責任者(CEO)らは「ユニークな流通網を築き、アメリカではオンラインのプレゼンスも高い。カラーコスメのビジネスを拡大し、新たなビジネスモデルの可能性を探る。今後も理念とマッチするブランドは積極的に探し、自然由来の最高の原材料を用い、環境にも配慮し、利益の一部を還元する企業を目指す」とコメントする。

 ライムライト バイ アルコーンの経営陣は引き続き、ブランドビジネスをけん引する。「ロクシタンの先進的な考えに敬意を表するとともに、デジタル世代への理解を深めたい。アプリの開発にとどまらず、販売力を強化することでSNSなどでブランドに興味を持ってくれた人たちを引き込み、オンラインとオフラインの双方で一人ひとりのビューティニーズに応えたい」とミッシェル・ゲイ(Michele Gay)共同創設者兼共同CEO。

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