ファッション

「ショップがなきゃ絶対イヤ!」 ECブランドのディレクターが語る店舗の意義

 動画EC大手の3ミニッツの展開するファッションブランド「エトレトウキョウ(ETRE TOKYO)」は9月7日、ルミネ新宿2・2階に初のリアル店舗をオープンする。店舗面積は43.6平方メートルで、アパレルや雑貨、インテリアなど200アイテムを販売する。

 「エトレトウキョウ」は、ダンサーやDJ、大手アパレルの販売員、プレスを経て、3ミニッツの「マインバイスリーエム ザ・パーティ 2016(MINE BY 3M THE PARTY 2016)」の次世代インフルエンサーオーディションでグランプリを受賞したJUNNAをクリエイティブ・ディレクターに起用し、2017年3月にスタート。ブランド立ち上げの際、わずか3日間で売上高1000万円を達成したほか、インスタライブで品評会を行うなど、3ミニッツの動画コマースのノウハウをふんだんに注入している。

 リアル店舗をオープンする理由をJUNNAは、「ショップは、ECで伝えづらいウェアを実際に手に取れる場所、といった物理的な理由だけじゃなく、ブランドの世界観や考え方をファンに伝えるためには絶対に必要な場所。ブランドの魅力を本当に伝えるには、販売員だけが可能といっても過言じゃない。ECや動画では、ファンを巻き込むような施策を打ってきたけど、今後はこの店舗を軸に、もっとブランドの魅力を伝えたい」と語る。

 「エトレトウキョウ」は9月6日のプレオープンで、400万円の売り上げを記録。これはガールズブランドなどを集積した同区画で、単日の過去最高の売り上げになる。客単価は3万円で、売れ筋は総レースのワンピース2万7000円、 シャーリングのブラウス1万8000円、バックリボンディテールのニットワンピース2万3000円(税抜)など。インスタ映えする内装など、SNSとリアルを融合したショップ作りが奏功した。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。