インコントロが運営する「ヴィヴィアン・ウエストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)」は2019-20年秋冬シーズンから、日本で展開するコレクションラインの “アングロマニア(ANGLOMANIA)”を“レッド レーベル(RED LABEL)”に統合する。
統合理由は、ヴィヴィアン本人の環境への配慮と “量より質”という理念を反映させるため。デザインはこれまで同様、イギリスの伝統的なサヴィルローのテーラーリングと20世紀のフランスのクチュールから着想を得て、現代的なスタイリングに落とし込んでいく。“アングロマニア”の主力商品だったカットソーやデニムは引き続き新生“レッド レーベル”で販売する。
現在国内で運営している“アングロマニア”の6店舗は、“レッド レーベル”店舗としてリニューアルする。東京・ラフォーレ原宿のエントランスに構える“アングロマニア”コンセプトストアは、7月30日に閉じ、 “レッド レーベル”のコンセプトストアとして8月24日に再オープン。ほか伊勢丹新宿本店、ルクア大阪、名古屋パルコ、なんばパークスの店舗も“レッド レーベル”コンセプトストアとして改装を予定。上記の5店舗のコンセプトストアでは、国内外のアーティストやブランドとのコラボ商品をはじめ、カルチャートレンドを落とし込んだ限定品からなるカプセルコレクションを不定期で取り扱う。同コレクションにはブランド名とアイコニックな“オーブ”を手描きのハートで囲った新ロゴが記される。
本国イギリスの「ヴィヴィアン・ウエストウッド」は、16年にメンズラインの“マン”とウィメンズラインの“レッドレーベル”を統合したため、現在“レッドレーベル”の衣類は、同ブランドを日本で運営するアパレルメーカーのインコントロのライセンス商品のみとなる。
「ヴィヴィアン・ウエストウッド」のディフュージョンラインの“アングロマニア”は、これまでインポート商品(本国企画)とライセンス商品(日本企画)の2つが存在していたが、今後はインポートのみが残る。これまで通り、インポートの“アングロマニア”は世界中での取り扱いが続き、日本では「ヴィヴィアン・ウエストウッド」青山旗艦店などに並ぶ。