“譲っていくことで新しい才能が伸びると感じたし、それに楽しみを感じるようになった”
これまで年12回海外出張していたバリバリの現場派だ。昇格の打診があったのは、リトルリーグカンパニー(15年3月1日付)が発足するにあたり、三根弘毅前事業部長が社長に昇格。それに伴い約1年半前に打診があったというが、「当時はまだ気持ちが整っていなかったし、チームも不十分でした。仕事を任せることでチームが急成長を遂げ、もう大丈夫と感じた」。プレイヤーでい続けたいという気持ちもあった。「本当はゼロから100までやりたいタイプ。でも譲っていくことで新しい才能が伸びると感じたし、それに楽しみを感じるようになった。誰が正しいかではなく、一人ひとりの能力が合わさったとき、面白いものができるから。みんながどんどんチャレンジできる環境を作っていきたい」。
適材適所で得意なことを伸ばす 頼り頼られることでチームの絆も深まる
会社やチームを守りたい、続けたいという気持ちも強かった。「部活のように5人のチームでスタートして今では600人(本部は60人)。育ててもらい、私も育ててきて、お店も成長した。三根ではない誰かなら私だと思いました。ロンハーマンの核は誰よりもわかっている自負がありました」。スタッフ同士の仲が良いのもいい空気を生み出している。「とにかく風通しが良い会社です。1スタッフの声を反映できる体制が整っているし、一体になっていると感じます。適材適所の配置も良かった。やる気も伸びるし、頼り頼られることでチームの絆も深くなる。私も得意と苦手がありそれを生かしてもらえた。結局、人なんだと思います。これからも内側も外側もとにかく魅力的な人を育成したい。8年間走り続けてきて私も39歳。子どもが欲しいと思っています。仕事もプライベートも充実させたいし。出産後のスタッフをバックアップする制度はすでに整ってはいますが、さらに充実させたいし、みんながちゃんと稼げるような仕組み作りに力を入れたい」。